婚約者は高校生
だから、休みの日に寝ていたいと思うのは当然のことだろう。
ピンポーン
寝ていると家のチャイムが鳴った。
なんだ?
まだ寝ていたいんだから鳴らすなよ。
俺は枕元に置いていた携帯で時間を確認する。
…9時か。
宅配便なら不在票を置いていくだろうし…まあ何にせよ放っていればそのうち鳴らなくなるか。
寝直そうと再び布団の中へ潜り込むと、
ピンポーン ピンポーン
…連続で鳴った。
訪問者は居留守に気付いているのかしつこくチャイムを鳴らしてくる。
…なんなんだよ。
俺は寝起のまま玄関へ向かうと乱暴にドアを開けた。
髪をかきあげた視界の先にいたのは、少し驚いた様子の女の子。
あの日見合いをした相手、瀬野尾姫紀がいた。