魅惑な彼の策略にはまりました
「宗十郎にとっても、メリットがあるからやってるんだと思うわよ。おとなしく付き合ってみたら?」
「メリット?そんなものないわよ。ちょっとしたゲーム感覚でしょうよ」
「そうかしら。宗十郎だって、あれで昔……」
リリの話の腰を折るようにがらりとドアが開く音が聞こえる。
「噂をすれば」
リリが言うので、視線を巡らせると、引き戸を後ろ手に閉める宗十郎の姿。
今日は遅くなるけれど、顔を出すとは言っていた。
私は唇を結び、願う。私の顔色が変わりませんように!
「うーす。ねえ、俺、腹減ってんだけど、炭水化物頼んでないの?」
いつもながらのローテンションで宗十郎は私たちの小上がりにやってくる。
靴とコートを脱ぎ、私の隣にどさりと胡坐座をかいた。半端丈パンツをここまで可愛くカッコよく着こなせる30代男子はめずらしい。
「30代の女が夜中に炭水化物ツマミにしてたら、マズイでしょう」
リリがたこわさをずずいを宗十郎の前に送り出す。
宗十郎は「イラナイ」と押し返しながら、もう片方の手をあげ、生ビールと焼うどんを頼んだ。
「メリット?そんなものないわよ。ちょっとしたゲーム感覚でしょうよ」
「そうかしら。宗十郎だって、あれで昔……」
リリの話の腰を折るようにがらりとドアが開く音が聞こえる。
「噂をすれば」
リリが言うので、視線を巡らせると、引き戸を後ろ手に閉める宗十郎の姿。
今日は遅くなるけれど、顔を出すとは言っていた。
私は唇を結び、願う。私の顔色が変わりませんように!
「うーす。ねえ、俺、腹減ってんだけど、炭水化物頼んでないの?」
いつもながらのローテンションで宗十郎は私たちの小上がりにやってくる。
靴とコートを脱ぎ、私の隣にどさりと胡坐座をかいた。半端丈パンツをここまで可愛くカッコよく着こなせる30代男子はめずらしい。
「30代の女が夜中に炭水化物ツマミにしてたら、マズイでしょう」
リリがたこわさをずずいを宗十郎の前に送り出す。
宗十郎は「イラナイ」と押し返しながら、もう片方の手をあげ、生ビールと焼うどんを頼んだ。