母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
 ヤマさんはそれを聞いて、

「やめろ!若い女の子が、
そんな言い方しちゃダメだろ?
それに、彼女じゃなくて、友達だから」

 そう、真っ赤な顔しながら答えた。

 私達は、そうは言っても、グループで
来るならまだしも、独りで男の所にくる
人って、何もないわけはないと思ったんで、
顔を見合わせて、フフって笑った。

 「ああ、俺が留守の間、Ash一人になるから、
ちゃんと面倒みてな」

 え?いきなりそんなこと言われても・・・

 それを聞いて、私は変な想像をして、
顔が真っ赤になるのを感じた。

 そしたら寧子が、

「あんた何想像してんの?
バカじゃないの?」
 ニヤニヤ笑いながら、私にデコピン。
私は、まるで心の中を見透かされた様に
感じて、かなり恥ずかしかった。

 そんなやり取りの最中も、ヤマさんは
どんどん車に荷物を積んで、すぐに
出発出来る様になっていた。

 寧子が、

「そんでスケジュールは?」

 ヤマさんは、手帳を取り出して、

「え~っとねー、これから空港に迎えに行って、
それから、イエローストーンに行くんだな」
 
 「ヤマさん、それ白紙!」

 すかさず、寧子が突っ込むと、

 「スケジュールなんて、
決まってるわけ無いだろ!」

 笑って、ヤマさんがそう言った。
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