オフィスにラブは落ちてねぇ!! 2
翌日。

愛美は内勤席のパソコンに向かい、契約書類を確認しながらデータ入力をしていた。

昨日は暇で暇で仕方なかったが、今日はそれなりに仕事がある。

膝掛けが良かったのかどうかはわからないが、足首の腫れはかなり治まり、痛みも随分和らいできた。

湿布を貼るのは明日くらいまでで良さそうだ。

明日は仕事後は健太郎の店で新人歓迎会だが、念のためお酒はやめておこう。


今日は朝から緒川支部長がいない。

佐藤さんの地区訪問活動には、峰岸主管が同行している。


11時半を過ぎた。

訪問先から戻ってきたオバサマたちで支部が少し賑やかになった。

「午後からお客さんのお宅へ行くのよ。少し早いけどお昼にしちゃおうかしら。」

「私も。今日は口うるさい支部長も主管もいないし、お昼にしましょう。」

金井さんと宮本さんがお弁当を持って休憩スペースの席に着く。

「菅谷さんも一緒にどう?」

「私もこれ終わったらお昼にします。」

愛美はデータ入力を終え、健太郎の届けてくれたお弁当を持って休憩スペースに移動した。

「今日もオーナーのお弁当ね。」

「いいって言ってるんですけどね。弁当くらい作らせろって…。」

「いいじゃない。すごく美味しそうだし。」

「美味しいんですけどね…。あっ…私、カップ洗ってきます。」

お茶を淹れるためにさっきまでコーヒーを飲んでいたカップを洗おうと、愛美は給湯室に向かった。



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