あおいかこ
blue and past
いつか遠くへ去ってしまう痛みを描く。

わたしの刺を、花を、羽を、夢中で描く。

彼女に似合う青いバラと小鳥。

白い背中は、昨日の悲しみを背負って、羽ばたいてゆく。

混じり合うわたしと彼女の時間は今、ゆるやかに流れている。

だけど焦るの。

そのスピードはもしかしたら、まばたきの瞬間のようにあっと言う間なのかもしれない。

だから思い出してね。

いつか未来で出会わなくても、あなたに描いたこの傷みを。





おわり
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

真っ二つの星

総文字数/539

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る
予鈴、春鳴く

総文字数/426

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る
CANDY

総文字数/4,090

青春・友情18ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop