龍神のとりこ
31.翔び立つふたり
コハクはトーコに視線を移した。
顔中真っ赤にして頬を押さえている。

「、、ん?、、

知って、、いたのか?」

さらに顔が赤くなる。

「さ、さっき、ジンがそんなことを、、

コハクを助けたかったら抱かれろって、ぁ、ぇ、と、、。」

「ふーん、、」

細い腰をぐいと抱き上げる。

「あっ、」

「小僧。」



< 127 / 139 >

この作品をシェア

pagetop