龍神のとりこ
「甘い匂い、、」
「ああ、果物の木があるからな。食べるか?」

指差されたほうを見上げると、黄色い楕円形をした大きな実がいくつも木になっているのが見えた。

「わぁ、、食べれるの?」
「待ってろ。」

ぶわっと一陣の風が起こった。
「きゃっ!」
舞い上がる風に目を閉じた。


「さぁ、食べてみろ。」
目を開けたときには、果物がふたつ、コハクの手にあった。

うっすら瞳が紅い。

「すごい、、便利ね、、」
コハクは微笑んだ。
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