終わらない英雄の記憶
そこから時というものは早く過ぎる。



先程までフィンたちといたというのに、今はもう眠る時間になっていた。




今日のお説教で、私は着替えだけを持ってフィンの部屋で生活する事にした。



私はソファーに、フィンはベッドに。



ソファーといっても、とてもふかふかしていてベッドに似ていたため、深く眠りにつくことが予想できた。




「お休みなさいませ、フィン王子」



「2人、いや4人の時はフィンだ」



「………フィン」



フィンが布団に潜る様子を見て、私は日常茶飯事の挨拶をした。



こんな時でもお説教ですかね。
< 36 / 134 >

この作品をシェア

pagetop