終わらない英雄の記憶
お母さん、お父さん。



私は元気にやってます。



だから、笑ってね。



私の大好きな笑顔を、光り輝かせて私に見せて。



私の思いは叶ったのか、空からは一瞬だけ通る光が見えた。



それが何回も、何回も。



私に見せつけるようにして。



「なが、れぼし……」



綺麗だね、ありがとう。



これで私も頑張れる。



涙がホロリと1粒。



私の目から流れ落ちた。



あの流れ星のように。



綺麗で、繊細で、光り輝く涙を零した。
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