終わらない英雄の記憶
『残念ながら』



出来ないでしょ?



わかってますよーだ。



私は私の目標があるんだから、果たさなきゃお母さんたちに怒られちゃうもん。



私が寝ているソファーからは、広く輝く星空が見えた。




そんな中でも1番キラキラと光っていた星を見つけた。



「一番星だ……」



北極星でも何でもない、小さくても精一杯輝かせる星。



いつしか誰かが言っていたな。



滅びた人は、一番星になると。



そしてそこから皆を見つめていると。



だから、私たちも見つけやすいように光り輝いている、と。
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