蝉鳴く季節に…
欲張り………。




ホントかな?
杉山くん、私を待っててくれてるかな?




確かに昨日、そんな風な事は聞いたんだけど……。




でもさ、別に付き合ってるとかじゃないのに、やっぱ毎日行くのって変かな。



でも行くって言ったし…行きたいし………。











悩む私の前に、突然細い腕が伸びて机を軽く叩いた。

思わずビクッと肩が上がる。







「千秋ぃ、まぁた余計な事考えてるね?」



梨絵…何でわかるんだろ。





「色々考えたって進まないよ?考えるくらいなら動け!そして押し倒せ!」

「押し…?!」





押し倒せって!







「杉山の退院が決まったら、一緒に勝負下着を買いに行こうか」

「恭子?!」

「そうそう、経験豊富な恭子ねぇさんにセレクトしてもらいなさい」




話飛びすぎだよっ!



顔が熱くなる!











杉山くん、あなたが知らない所で、私達はこんな話ばかりしていたよ。




でもね、それも楽しかったんだ。





会話の中、杉山くんの名前が出る事が、すごく嬉しかったんだよ。





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