俺と結婚しろよ!
そんなこと、絶対しないくせに。
Fの玄がキラキラうちわ?
一大スクープになってしまうよ。
だけど、なんだか元気が出た。
すでにライブのことを気にして、気にしすぎて、気がおかしくなりそうだったけど、賢ちゃんのおかげで頑張れそうな気がしたよ。
「そんな俺の大事なボーカリストさんに、特別にメシを用意したぜ」
賢ちゃんはそう言って、部屋の扉を開けた。
目の前の光景に、
「わぁ……」
思わず声を上げていた。