俺と結婚しろよ!




「それに、先週末収録で遊園地に行った」




え……




「君と玄が楽しそうに遊んでいるのを見た」



「えぇ!?」




あたしは思わず叫んでいた。




だめだ……

変装していたのに、バレたんだ。

しかも、このめちゃくちゃ口の軽そうな男に!






「人違いじゃないですか?」




焦っているあたしの代わりに、大輝が聞いてくれる。

それでも、



「僕の目に狂いはない」



修也は自信満々だ。




悔しいけど、修也の言うことは本当だ。

あたしは賢ちゃんとデートしていた。




何も言えないあたし。

ただ、再び黙って修也の言葉を待った。






< 247 / 451 >

この作品をシェア

pagetop