俺と結婚しろよ!
だよね……。
あたし、完全に賢ちゃんたちの世界に巻き込まれていた。
大輝の言う通り、普段ならあんな馬鹿するはずがない。
だって、みっともないし、バレたら今回みたいに多大な迷惑をかけることになるんだもん。
「やっぱりあいつら馬鹿だ。
てか、何だあのふざけたキャラ」
悠真は鼻で笑う。
そうだよね。
だって、全然カッコイイFじゃないんだもん。
「だけど……賢ちゃんに俺は惚れた」
「は?」
「あいつなら許可してやろう、咲良と付き合うことを!」