俺と結婚しろよ!






「セイウチ!!」




不意に賢ちゃんがドラムのスティックを鼻に突っ込み、白目を剥く。




「ぎゃぁぁぁぁあ!!」




あたしは、楽屋が壊れそうな大事で叫んでいた。





馬鹿だ。

やっぱり馬鹿だ、この人たち。

そして、賢ちゃんは大馬鹿者だ。

それなのに、楽しいのはなんでだろう。

この人たちと、もっとはしゃぎたいと思ってしまう。



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