あなただけを、愛してる。



いつの間にか眠ってしまっていた。


入った覚えはないけどきちんとベッドで寝ていた。


きっと、桜井君だ。


あの後アルコールが入った寝不足の体は限界がきて深い眠りに落ちてしまった私。


そんな私をベッドまで運んでくれたんだ、きっと。


昨日の告白は夢の出来事のように思えた。


やさしくて、かっこよくて、仕事できて、みんなに慕われて。


そんな桜井君が私なんかを好きになってくれるなんて…。


彼が恋人になったらきっと幸せな日々を送ることができるんだろうな。


堂々と交際宣言できて、由奈とも恋バナできて、
人目を気にせずデートできて


涙ばかりの生活とはかけ離れるんだろうな。




 
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