無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

 ***


 次の日の空は、雲一つなく冴えわたっていた。 


「「「ありがとうございました」」」

 その空のように清々しい気持ちで客の車を見送っていたのは、

 担当者二名と営業部長、

 そして相変わらず彼らの期待を裏切ることのない常務と秘書だ。



「ありがとうございましたっ!西園寺常務」

「お疲れさま」


 休日出勤ともプライベートとも言える食事会が終わり、

 社員を労った西園寺洸と鈴木翼は、彼らに見送られながらリムジンに乗った。
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