無垢なメイドはクールな彼に溺愛される
  ***



 次の日の昼はシトシトと冷たい雨が降っていた。


 傘をさしてユキが崎田に食事を届けに行くと、

 崎田は玄関近くの警備員の詰所で、モニターを見ていた。



 コンコンと扉を叩き、

 ガラス窓から覗いたユキは、

振り返った崎田を見てとると詰所の中に入った。



「はい どうぞお昼のサンドイッチ」

「いつもすいません」


「いいんですよ、これも私の仕事ですから」



 崎田の前に包みを置く。


 中は手を汚さずに食べられるように半分をワックスペーパーで包んであるサンドイッチだ。
< 141 / 316 >

この作品をシェア

pagetop