無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

 崎田にランチを届けるのもユキの仕事だった。


 本人はおにぎりで十分だと言うが、

 崎田の健康を思ってシェフと相談しながら野菜が一緒にとれるようにサンドイッチを届けている。



「おお、今日はホットサンドイッチですか」

 うれしそうな崎田を見て、ユキは思わず笑った。

 クスクス


「はい、ボリュームたっぷりです

 チーズがまだ熱いと思いますから気をつけてくださいね」



「はい、ありがとうございます」


 クスクス


 紙コップに自分の分の珈琲も注ぎ、

 伸びるチーズに気をつけながらガツガツと勢いよくサンドイッチを頬張る崎田を見つめるうち、


「崎田さんって、独り暮らしなんですか?」


 ふとそんなことを聞いてみた。
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