無垢なメイドはクールな彼に溺愛される
「その辺が たとえばね
セクハラになるか社内恋愛になるかの違いだと思うのよ」
大石とセクハラとはまったく縁のない事と思われたが、それはそれとして
「なるほどね」と、ユキは感心して頷いた。
大石はユキにとって完璧すぎるのだ。
たとえそれが贅沢な悩みだとしても、
大石とともに寛げる家庭というものと作るのは、
想像しただけでひどく精神的に疲れる気がした。
「私ね、そういえば家事は得意だけど
それって仕事だからで、別に好きなわけじゃないと思うの」
「あーー、わかる
だってユキの部屋って掃除が楽なように何も置かないって言ってたもんね」
「そうなのよ」