無垢なメイドはクールな彼に溺愛される
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ユキが宙が最後に送ったメールに気づいたのは、庭の掃除が終わってホッと一息ついてからだった。
昨日、断りの返事を送るだけ送って閉じたまま、その後のメールは読んでいなかったのだ。
そして今、開いたメールにユキは驚きを隠せずにいた。
『―― 十三日の土曜日の夜八時過ぎ
ホテルパントムのBijouというバーで一人で飲んでいます
気が変わったらいらしてください 宙』
――偶然だろうか?
数えきれないほどある店の中で、パントムのBijouを選んだのは本当に偶然なのだろうか?
ドキドキとざわつく胸を抱えたまま、そんなことを考えながらシェフが用意をしておいてくれた材料で、ユキは崎田のためのサンドイッチを作っていた。