無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

――友人S…… 宙もそのままSだ……


 気もそぞろなまま、作ったサンドイッチと保温ボトルに入れた珈琲を持って、

「はい、お昼ですどうぞ」

 外に出ていた崎田に渡した。




「ありがとうございます」

「相変わらずのサンドイッチですけどね」



「どうですか? ご一緒にひと休みしては

 と言っても持ってきたもらった珈琲しかありませんが ハハハ」


 ユキに中に入るようすすめる強面の崎田の顔が、そう言って綻んだ。



 青木夫人はユキの母親と一緒に午前中から出かけている。


 今日は忙しくはない。

 やるべき掃除はあと一時間もあれば終わるし、事務処理も二時間もあれば出来る。
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