無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

「遅い時間にウロウロするよりも、

 ホテルに泊まるかして明日の朝帰ってくるほうが安心よ


 お嬢さまも今夜はお帰りにはならないし
 お邸は私がいれば大丈夫だから

 のんびりしてらっしゃい」



 真優は婚約者の桐谷遥人と桐谷家の別荘に行っていて帰りは明日の夜になる。

 ハルの言うとおり、ユキがやるべきことは少なかった……。



「――わかった そうするね」


 電話を切った時、

 ユキの中で固く守られていたはずの何かが、たがが外れたように溢れだした。

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