無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

 青木夫人のさっきの話は、ユキにとってもとてもうれしいものだった。


――本当に、結婚しても通いでメイドの仕事を続けてもいいの?



 急な用事に対応できるよう住み込みが当然だと思っていたユキは、通いという選択肢を考えたことがなかった。


 おそらくユキの母はそんな中途半端はかえってご迷惑だと反対するだろうが、屋敷から徒歩三十分……

 いや二十分圏内に住めば通いでお勤めも有りかもしれない?



 髪をタオルで乾かしながらそんな事を考えていると、何やらうずうずと心が騒ぎはじめた。





――恋、本気でしてみる?
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