無垢なメイドはクールな彼に溺愛される

『覚えていてくれたんですね、うふふ

 宙さんは、バレンタインどう過ごすんですか?

 恋人とデート?

 もしかして既婚者とか?  アネモネ』



 いつものように、ここからはブログを離れてメールでのやりとりになる。



『独身ですし、社畜ですし、

 いつものように気が付いたら終わる一日でしょうね(笑)

 写真の様子からして、アネモネさんはなにやら楽しそうですね  宙』



――社畜か



 バレンタインなどにかまける暇もなく、
バリバリ忙しく走り回るビジネスマン。


 ここまではまさにユキの想像の中の彼、そのものである。
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