チェロ弾きの上司。
◇
付き合い始めたんだから、少しは優しくしてくれるのかな……なんて期待したあたしが馬鹿だった。
「望月っ、まだプリンタ直らないのか!」
公私混同しない、という宣言通り、会社では見事に今まで通り。
「今サービスマンさん呼んでますので、お待ちください!」
今朝からプリンタの調子が悪かったんだけど、とうとうあたしの手に負えなくなり、修理を依頼した。
「こんにちは! プリンタの修理にまいりました、R社の地口です!」
入口から、爽やかで元気なサービスマンさんの声!
待ってましたよ〜!
短髪で日焼けした肌の男性。
初めての人だな。
隣で佐倉さんが、“あら、いい男”とつぶやいたのがきこえた。
「お電話くださった望月さんはいらっしゃいますか?」
「はい、望月です! こちらのプリンタなんですけど」
「……望月さん……? もしかして、みーちゃん?」
へっ?
あたしをそう呼ぶ地口さんということは。
「あっくん⁉︎」
付き合い始めたんだから、少しは優しくしてくれるのかな……なんて期待したあたしが馬鹿だった。
「望月っ、まだプリンタ直らないのか!」
公私混同しない、という宣言通り、会社では見事に今まで通り。
「今サービスマンさん呼んでますので、お待ちください!」
今朝からプリンタの調子が悪かったんだけど、とうとうあたしの手に負えなくなり、修理を依頼した。
「こんにちは! プリンタの修理にまいりました、R社の地口です!」
入口から、爽やかで元気なサービスマンさんの声!
待ってましたよ〜!
短髪で日焼けした肌の男性。
初めての人だな。
隣で佐倉さんが、“あら、いい男”とつぶやいたのがきこえた。
「お電話くださった望月さんはいらっしゃいますか?」
「はい、望月です! こちらのプリンタなんですけど」
「……望月さん……? もしかして、みーちゃん?」
へっ?
あたしをそう呼ぶ地口さんということは。
「あっくん⁉︎」