大人の恋は波乱だらけ!?
「とは言え、仕事が増えるのは困る……」
そう思いながら自分のデスクで項垂れる。
まあ、仕方がない、そう自分に言い聞かせファイルを開けばそこには付箋が貼ってあった。
【終わったら、金曜日一緒に飲みに行こう。2人で】
その文字を見た瞬間、一気に顔が熱くなった。
周りにいる皆にバレない様高梨部長に視線を向ける。
「っ!?」
すると、ずっと私の事を見ていたのか直ぐに目が合ってしまう。
彼はニカッと笑うと、右手の小指だけを突き立てる。
そして唇がゆっくりと文字を刻んだ。
【やくそくな】
確かにそう動いた気がした。
熱くなっている顔を何とか動かし、小さく頷けば彼は満足そうに微笑んだ。
「葉月ちゃんどうしたの?顔真っ赤だよ!?」
「え!?な、何でもないよ!」
隣のデスクに座っていた同期に心配そうに見つめられる。
それを皮切りに近くにいた皆が私を見てきた。
私は慌てて否定するが、後ろの方で小さな笑い声が聞こえた気がした。
高梨部長に違いない。
そう確信したが、まさかこの場で振り向く事も出来ず、輪の中の中心で1人顔を赤らめていた。
そう思いながら自分のデスクで項垂れる。
まあ、仕方がない、そう自分に言い聞かせファイルを開けばそこには付箋が貼ってあった。
【終わったら、金曜日一緒に飲みに行こう。2人で】
その文字を見た瞬間、一気に顔が熱くなった。
周りにいる皆にバレない様高梨部長に視線を向ける。
「っ!?」
すると、ずっと私の事を見ていたのか直ぐに目が合ってしまう。
彼はニカッと笑うと、右手の小指だけを突き立てる。
そして唇がゆっくりと文字を刻んだ。
【やくそくな】
確かにそう動いた気がした。
熱くなっている顔を何とか動かし、小さく頷けば彼は満足そうに微笑んだ。
「葉月ちゃんどうしたの?顔真っ赤だよ!?」
「え!?な、何でもないよ!」
隣のデスクに座っていた同期に心配そうに見つめられる。
それを皮切りに近くにいた皆が私を見てきた。
私は慌てて否定するが、後ろの方で小さな笑い声が聞こえた気がした。
高梨部長に違いない。
そう確信したが、まさかこの場で振り向く事も出来ず、輪の中の中心で1人顔を赤らめていた。