大人の恋は波乱だらけ!?
「よう!高梨!待たせて悪かったな」

「いや、こちらこそすまない時間を割いてもらって」

「何だよ!いつも通りにしようぜ?」

「……一応、仕事だからな」


困った様に笑う高梨部長に、親しく話し掛けるのは少しワイルドなお兄さんという感じの人だ。
圧倒をされていれば、後ろから見慣れた顔が入ってくる。


「は、葉月!?」

「友輝……」


やっぱり彼の会社だったのか。
そう思いながら苦笑いを浮かべてお辞儀をした。


「桜木 葉月と申します。本日は宜しくお願いいたします」

「おっ!君が桜木くんか!宜しくな」


ワイルドなお兄さんと名刺交換をすれば、肩書の部分が目に映る。
どうやら編集長な様だ、永田(ながた)さんか……。
この人に我が社のゲームの運命が掛かっているんだ。
そう思うと気持ちが引き締まるような気がした。


「じゃあ早速、本題に入ろうぜ」

「ああ」


永田さんに促されて、私と高梨部長は座った。


「大体は高梨から聞いているよ。
ウチとしては有難い話だ!小説は出来ているか?」

「は、はい!」


私は鞄から茶色い封筒を出して、永田さんへと渡した。
< 337 / 514 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop