大人の恋は波乱だらけ!?
「でもそれは明美を傷付けたくなくてやった事なの」

「意味が分からないよ!傷つけたくないって、何でアタシが傷つくのよ!」

「それは……」


言える訳がなかった。

昴さんの正体をバラす事で彼女は余計に傷つく事になるだろう。
最初から、そこには愛がなかったと知ったら……。
それこそ明美は苦しむ事になる。
だったら知らない方がマシだ。

例え、私たちの間に亀裂が入ったとしても……。

拳に力を入れて明美を見つめた。


「それは言えない」

「……話にならない。
アンタはスバルさんが好きなんでしょ!?
だからアタシが邪魔でそんな事言ったんでしょ!」

「違う!そんな事……」

「もういい!聞きたくない!」


明美の怒鳴り声がオフィスへと消えていく。
それでも言えなかった。


「明美……」

「アンタって最低だね。
高梨部長も、アタシも裏切って……。
それなのに何がアタシの為よ!ふざけんじゃないわよ!」

「……」

「もう……アンタとは友達でも何でもないから……」


冷たい明美の目が胸へと突き刺さった。
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