大人の恋は波乱だらけ!?
「何やってんだこんな所で」

「……へっ……?」


いきなり聞こえてきた声。
上を向けばそこには呆れた顔の昴さんがいた。

でも不思議な事にそこにいたのは爽やかな仮面を被った彼ではない。

周りに誰かいる訳でもないから可笑しい事ではないけど。
最初の頃は周りに誰も居なくても外では爽やかな顔をしていた。


「なに間抜けな顔してんだよ」

「別に何でもないです」

「……」


プイッと顔を背ければ軽い痛みが頭に走る。
頭には彼の大きな手がのっていた。
どうやら叩かれたみたいだ。


「何ですか!?」

「……嘘つくんじゃねぇよ」

「え?」

「お前が嘘をついていることくらい見りゃあ分かるんだよ」


タメ息を吐く昴さんを見たら、今まで背負っていた物が一気に流れ落ちていく気がした。
だから口が勝手に動いていくんだ。


「実は……」
< 395 / 514 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop