大人の恋は波乱だらけ!?
そう言えば、初めて新條さんを見かけた時もこのバーだったな。
その時は今日と違う女の人が彼の隣にいた。
もしかして……。
見た目は爽やかだけど実は肉食系だったりして……。
そう思い彼を盗み見していればパチリと視線が合ってしまう。
「ふふっ、そんなに見つめられたら照れちゃいます」
「あ……すみません!」
爽やかな笑顔を浮かべながら頬を紅める彼が肉食系な訳ないか。
高梨部長から『警戒心を持て』と念を押されたせいか私は疑心暗鬼になっていたみたいだ。
こんなにいい人そうなのだから大丈夫だ。
そう思いながらお酒を口に運ぶ。
「僕より……桜木さんは大丈夫なんですか?
さっきまで一緒にいた人、彼氏さんなんじゃ……」
不安そうに眉を下げる新條さんにブンブンと首を横に振って否定をする。
「か……彼氏なんてとんでもないです!」
高梨部長の顔が頭に浮かび、自分でも驚くほど顔が熱くなっていく。
私は何でこんなに慌てているのだろうか、解けない謎が私を支配していく。
そんな私を見ながら新條さんは『そう』と笑顔で言った。
でも、どこか素っ気なかったのは私の気のせいだろうか?
それを本人に聞く訳にもいかず私は何杯目か分からないお酒を口へと運ぶのだった。
その時は今日と違う女の人が彼の隣にいた。
もしかして……。
見た目は爽やかだけど実は肉食系だったりして……。
そう思い彼を盗み見していればパチリと視線が合ってしまう。
「ふふっ、そんなに見つめられたら照れちゃいます」
「あ……すみません!」
爽やかな笑顔を浮かべながら頬を紅める彼が肉食系な訳ないか。
高梨部長から『警戒心を持て』と念を押されたせいか私は疑心暗鬼になっていたみたいだ。
こんなにいい人そうなのだから大丈夫だ。
そう思いながらお酒を口に運ぶ。
「僕より……桜木さんは大丈夫なんですか?
さっきまで一緒にいた人、彼氏さんなんじゃ……」
不安そうに眉を下げる新條さんにブンブンと首を横に振って否定をする。
「か……彼氏なんてとんでもないです!」
高梨部長の顔が頭に浮かび、自分でも驚くほど顔が熱くなっていく。
私は何でこんなに慌てているのだろうか、解けない謎が私を支配していく。
そんな私を見ながら新條さんは『そう』と笑顔で言った。
でも、どこか素っ気なかったのは私の気のせいだろうか?
それを本人に聞く訳にもいかず私は何杯目か分からないお酒を口へと運ぶのだった。