SECRET COCKTAIL


「大丈夫か?これ、酒だけど」


雅君に気遣わしげに顔を覗きこまれる。


「ええ!?アルコールだったの?」


どおりで、お腹の中がぽわっと熱い。


最近お兄ちゃん達がカクテル作りにハマっていて。

時々リキュールを買ってきては色んなカクテルを作って飲んでいるのを知っていたけど、まさかこれもアルコールだったなんて思わなかった。


「ほら、こっち飲みな。ウーロン茶だから」


「う、うん」


初めて飲んだ。


でも、思ったより不味くなかった。


お父さんが飲むビールをちょっとなめてみた時は。

どうしてこんな苦い液体を美味しそうに飲むのか理解できなかったけど。

今飲んだアルコールは、ちょっとした苦みはあるけれど甘さもあって飲みやすかったような気がする。

< 108 / 341 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop