SECRET COCKTAIL


結局それから雅君は、本当に週一回は家を訪れて勉強を教えてくれるようになった。


雅君に用事がない時は週一回。

私がテスト前で、助けを求めた時はそれに限らず勉強を教えてくれた。


私に勉強を教える事は、自分の勉強にもなると言ってくれていたし。

何よりも、雅君は本気でお母さんの料理を食べられる事が嬉しいらしく、毎週家に来る事が楽しみだとも言ってくれていた。

お兄ちゃんとも大学の学部は違うのに本当に仲が良くて、私の勉強を教えてくれた後には、二人で飲み明かしている事もしょっちゅうだった。


雅君に家庭教師をしてもらうようになってからというもの。

私の成績は明らかに上がっていたから、私の家族は雅君に全幅の信頼を置くようになっていた。


私としては、雅君に情けない成績を見せたくなかったから、必死だっただけなのだけど。

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