SECRET COCKTAIL


「ただいま」


食後に淹れたコーヒーを飲んでいる時。

玄関からお兄ちゃんが帰って来た声が聞こえた。


その足音は近づいてきて、すぐにリビングの扉が開く。


「あれ、雅弥、来てたんだ」


「ああ、もうすぐ帰るよ」


「いや、どうせなら少し飲もうぜ。親父が美味いウィスキー貰って来たんだよ」


「お、いいね」


こういう所が羨ましい。

本当に仲が良いなって、いつも思う。


雅君だって、彼女よりお兄ちゃんと一緒にいる方が多いんじゃないかって思ってしまう。

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