SECRET COCKTAIL


「雅弥、俺は男としてのお前を否定した事なんて一度もねぇぞ。誰よりも信用できる男だって、昔から思ってる。だから日本を離れる時、お前に美來を託したんだよ」


「・・・・・」


「美來には、誰よりも幸せになってほしい。好きなヤツと一緒になれんなら、そうなってほしいって思ってるよ」


俺の言葉に、雅弥は何を思っているのかじっと黙ったまま、真っ直ぐ正面を見据えていた。



「それが、お前だったら、一番良いとも思ってる」



雅弥の視線が、ゆっくり俺に向けられた。


ちょっと悔しいけどな、と呟くと、ようやく雅弥は笑みを浮かべた。



美來の想いが一途すぎて、こいつの重荷になっていたらと危惧していたが、どうやらそうではないらしい。

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