SECRET COCKTAIL
「あのね、ちょっと、リゾットが食べたいなぁ・・・なんて」
そう言った途端に、雅君の眉間に皺が寄る。
流石にだめか、と思ったけれど。
「なんだよ。食欲、ないのか?」
なんて気遣わしげな視線を向けられた。
確かにいつも、雅君にリゾットをおねだりする時は。
大抵体調が悪い時か、あまり食欲がない時だったりするのだけれど。
どうして分かってしまうんだろう。
こんななんてことない会話で、私の些細な体調の変化まで。