SECRET COCKTAIL
「眠かったら、奥で寝ててもいいからな」
「う、ん。分かった」
雅君が気を使って言ってくれるけど、多分私は眠くなんてならない。
今日はずっと一緒に居られるというだけで、嬉しくて一秒だって無駄になんかしたくない。
本来、雅君は週末だってお仕事だから。
基本的に私とは休日が合わない。
それを知っているから、例え仕事のない日中だとしてもデートをしたいなんて、我儘な事言うつもりなんてなかった。
だけど、そんな私の気持ちを見透かして、雅君はこんな事を言ってくれるんだろう。
傍に居られるだけで、充分幸せだって思っていたけど。
やっぱり、日中も一緒に過ごせるのは、物凄く嬉しい。