強引な彼の求愛宣言!
*おまけ
「そういえば松岡って、居酒屋で麻智と3人で飲んでたとき俺らをくっつけようとしてたよな?」
麻智と正式に付き合うようになってから数日。俺はその報告も兼ね、仕事終わりに前と同じ居酒屋で松岡と盃を交わしていた。
湯気をたてる唐揚げの皿を押しやりながら訊ねれば、松岡はジョッキをテーブルに置いて変な表情をする。
「あー、そうだな。おまえらひとりもん同士だったし、せっかくだからこの機会にくっつけばおもしろいなーって思ったな」
「やっぱり。でも帰る頃は、やたら俺らを一緒に帰らせたがらなかっただろ。なんで?」
「……あー、まあ。それは……」
「『それは』?」
言いよどむ松岡に、話の続きを促す。
ヤツはちらりと俺に視線を寄越すと、ますます苦虫を噛み潰したようなカオをした。
「途中から、おまえが本気で深田のこと狙ってるのがわかったから。なんかもう、その人畜無害そうな笑顔の下でめちゃくちゃ腹黒いこと考えてんだろうなあって思ったらドン引きした」
「おお、なるほど」
「そこであっさり納得すんなよ……!」
どうやら俺は、恋愛面ですこぶるコイツの評価が悪いらしい。心配しなくても、ちゃんと彼女は大切にします。
……まあ、多少、意地悪はするかもしれないけど。


