その手をぎゅっと、離さないで
「湯浅君もアタシたちと同じグループじゃな
い?良かったじゃん。」
「そ、そうだね…(笑)」
早く大輝に会いたい。
でも…
最近おかしい。
ただでさえ学校で話す機会ないのに、最近ではメールもしてくれない。
なんかおかしい。
そう、それは恋だけじゃなかった。
苦痛の数学が終わり、お楽しみの稚菜とトークタイム!
「もう!あんな問題わかるわけ!
ハゲちゃいそ~。桜華助けて~」
「あ~ごめん。私ほぼ寝てた」
夜更かしのせいですね。はい。
「いいなぁ~。授業中寝てるくせにテストの
点数は学年でトップ10入るし!」
「いやぁそれほどでも…。」