秘密の契約
「やあ、俺のこと覚えてる?美人姉妹さん」



千波の友人の高崎 秋成が言う。



秋成は千波の一番の親友だ。



萌に聞いたものと思って日菜は答えなかった。



「ねえ、日菜ちゃん 覚えてないの?寂しいな」



日菜の手にワイングラスを渡す。



「あの、あたしは……」



千波は萌と話をしていてワイングラスが渡された事に気付いていない。



「ちょうど冷えていて美味しいよ?」



早く飲めって事なのかな?




< 20 / 684 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop