秘密の契約
「すごい部屋……お家賃高そう……」



呟くように言った言葉が千波に聞こえていたらしい。



千波が背後に近寄って日菜の身体に腕を回した。



「なに心配してるの?」



耳元で聞かれて日菜は足に力が入らなくなる。



「えっ……と……あまりにもすごいマンションだから」



千波の腕に支えていられなければ崩折れそうだ。



胸がドキドキしている。



それが後ろにいる千波に伝わったらしい。



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