秘密の契約
「ホントですか!」



「俺たちはもう出るから」



京香ににっこり微笑むと立ち上がり、日菜のイスを引く。



日菜はされるままに立ち上がる。



兄貴の方が一枚上手だな。



郁斗は笑いを堪えた。



「じゃあな、郁斗」



日菜の手をつなぐと出口に向かった。



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