爆弾人生
五章透明

感 気持ちが動き

恋 これがときめきかと、

好 心がひかれて

刹 一瞬の宵は今を過ごす酔いで

憎 そこの本質にある汚れは

醜 卑屈で滑稽であった。

惑 迷いを捨て、歪みを生んで

陰 捜すことよりも見ないふりして

慰 きれいごとはお詫びの言葉

咎 真実の傷を虚言の絆と置くから

独 もう貴女は存在しない

哀 全てを壊したのに呑み込めず

辛 理解しないで拒むことを

幸 知り得る、悦び。

報 歳月を重ね心が夭折(ようせつ)し

愁 繰り返す情景(季節)は心を憐れむ。

儚 ただ、私だけを残こし、流れゆく

尊 崩れてる事を知らずに

形 風情に痕をつけず、心に

刻 一時の痺れ、それだけでも

証 貴女を覚えた傷みが私の証

意 言い訳が感情の空虚に埋もれて

無 消えゆく美しさ気付かない。

愛 差別の沈黙もわたしを突き動かす
< 10 / 11 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop