ピュアに恋して♪


皆がおーちゃんを不思議だって言うのはきっとこういう所なんだろうな。
時々、なにを考えているのかわからない時は確かにあって。

ぼんやりと何かを考えているような。
それとも、なにも考えずただボーっとしているだけなのか。


時々、突拍子もないことを言ったり。
おーちゃんの“想い”を知るには、なかなか難しいのです。




「わ、私もここ座っちゃおうかなぁ」

「・・・なんで?」

「え?」

「帰るところじゃないの?」




おーちゃんの視線が私の鞄に向けられる。
同じように視線を落とし、うーんと唸るとへらっと笑った。



「そうだね。じゃあ、今日は帰ろうかな。また明日ね、おーちゃん」

「・・・うん。また明日」




ひらひらと手を振って踵を返した。
いてほしくなかったのかな。
なんだか、そんな空気を感じた。



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