叶わない。
2月5日　日付が変わる。

突然携帯がなる。
画面を見るとそこには、やすまさ。の文字があった。

こんな夜中になんだ？
と思い電話にでた。

『おい。お前なにしたかわかってんのか？わかってんよな。今すぐこい。』

全てがばれた。
いつかばれるのはわかっていた。
でもこの話をした直後にばれる何て事が…。
僕は、バイクに股がりやすまさの家に向かった。

やすまさの家は夜中なのに電気が全て付いていて、中からはやすまさの怒鳴り声と共にひなさんの母親が出てきた。

『あんたがひなに手をだした奴か。言っとくけど、あんたにはひなはやらないよ。』

僕は玄関の前でインターホンを鳴らすべきかどうか悩んでいると中から鬼の形相をしたやすまさがでてきた。

『すみませんでした！全て僕が誘いました。』

そう言うとやすまさは僕の襟首をつかり思いっきり殴ってきた。
頭では、そりゃ殴るよな。奥さん大切なんだもんな。
と思っていたら、ひなさんが出てきて、

『やめて！よしき死んじゃう！』

『こんなやつ死んでいいんだよ！死ねよ！』

何度殴られたか覚えていない。
僕は意識がどんどん虚ろになり、
意識飛ぶな。と思った瞬間、

地面に叩きつけられた。

『おい。勝手に横になってんじゃねーよ！』

その声と共にやすまさの足が僕の顔に叩き込まれた。
反動で頭が地面に叩きつけられた。
その瞬間に僕の意識はなくなった。
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