叶わない。
別れ
2月14日

家ノ前につきインターホンを鳴らす。
出てきたのは、やすまさだった。
僕の顔をみて、うつむくやすまさ。

『とりあえず上がれよ。』

リビングに入っていくと、そこには目が晴れてとても見れた顔ではないひなさんがいた。

『よかった…』

僕は口に出てしまった。
僕はひなさんとの出来事を全て話した。

『お前には責任がある。勿論慰謝料はもらう。だけど、それだけにしてやる。だからもう俺達に関わらないでくれ。』

やすまさの本音の様な気がした。
僕はなにも言わずひなさんをみて、泣いてるひなさんを横目に。
やすまさに頷いた。
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