叶わない。
1月4日朝9時
ひなさんの家の近くのコンビニで待ち合わせをしました。
ひなさんは友達と遊びに行ってくるといって、一歳の子供をやすまさに預け、僕とのストレス発散にきました。
バイクで迎えに行くと寒そうに、座り込んでまつひなさんを発見。

『ごめんね。お待たせ。さむかったでしょ。』

と僕は、バイクからパーカーを出し、ひなさんに着せました。

『バイクだと寒いから』

そういった僕にひなさんは。

『パーカーの上にパーカー着るの?』

と笑っていました。

バイクでは寒いので、いつもより速度を落として国道を走り始めました。

『こんなゆっくりいつも走ってるの?』

『ひなさんが!寒いかなとおもってスピード出さないんだよ!』

『大丈夫だよ!いつも通り走って!』

そう言われたからなのか、僕はいつも通りよりちょっとスピードだして、ひなさんをからかって遊んでました。

『朝ごはんたべた?』

『なにもたべてないよ!』

『どっかで食べようか!』

こんなやり取りをしながら、僕達は、海岸通りを走ります。
海を横目に

『朝の海もいいね。』

『でもバイクだと寒いから降りようか?』

『いい!江ノ島まで我慢する!』

ひなさんの子供っぽさにどんどん引かれていきながらも、江ノ島へ向かった。
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