距離。
「おまたせッ」


翔ちゃんは私を起こしたあと,


玄関で待っていた。


「おっせぇ―。つか,長すぎ!!」


「うるさい。女の子の朝の準備は忙しぃのぉ」



私だって一応,メイクだってする。


でも、やるのが遅いから少しだけ…。


マスカラと,リップぐらい…ってほとんどノ―メイクだしッ。


「はいはい,そ―ですか」


「翔ちゃんテキト―に返事してるでしょ…」




「…。遅刻するから早く行くぞッ!!」



あ…。話そらしてるし…。



< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop