君に好きと伝えたくて。
「本日より、禿の春を振袖新造に。肌見新造の美琴を振袖新造に。そして振袖新造の朝陽を花魁とする。」


周りがざわついた。


それもそのはずだ。




「若旦那、朝陽新造はまだ16ではないか!」


「それに、美琴新造は留袖新造だろ!」


客たちはそうだそうだと言う。



「朝陽花魁たちは喜美菊太夫からの申し付けだ。」
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