君に好きと伝えたくて。
『うん。』
朝陽はさらしを巻いて男者の着物を着た。
「姐さん、本当によろしんですか。」
『あい。かか様ととと様には迷惑をかけてしまんすね。』
「わっちは、いやにありんしてです。喜美菊姐さんも居なくなり、ましては、姐さん!!何ででありんすか!?先日花魁に格上げしたばかりなのに!!これからこの柳角桜を背負って立つ花魁になるのに!太夫になると言ったのに!姐さんはわっちのことが嫌いでありんすか?嫌だからここを出てくにありんすか!?ねえ、姐さん!! なんとか、言っておくんなまし!」